麗しきミステリ
「陸軍士官学校の死・上」(48/144)
「陸軍士官学校の死・下」(49/144)
最新「このミス」8位。
毎年、このミス翻訳モノは読むべし。
そして、読んでよかった。
19世紀中ごろ、アメリカ合衆国。
若きエリートが集う陸軍士官学校での自殺?他殺?
その謎解きを依頼された引退した警察官。
その警察官が「相棒」に選んだのは、
あの、エドガー・アラン・ポオ!
そんな驚愕の展開もありつつの、
実に、堅実なミステリ。
翻訳の山田蘭も秀逸。
実に華麗な文体。
2006年作品なのに、思わず「古典?」と勘違いしてしまうほど。
書簡という形式の仕掛け。
書簡というルールを最大限いかしたテクニック。
いや、素晴らしい。
この、大どんでん返し。
これを味わうもよし。
文章を美しさを。
堪能するもよし。
翻訳もの好きならば、必読でしょ。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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