案外、人を殺すことって。。。
「収穫祭・上」(56/144)
「収穫祭・下」(57/144)
今朝、ニュースで、なんとも残酷で悲しい事件が、
流れていました。
3歳の女の子を、
殺してしまった(容疑の)20歳の男性。
テレビは、動機は?と問いかける。
視聴者も、動機は?と求める。
が、しかし、本当の動機なんてあるのだろうか?
人を殺すことに、理由なんてあるのだろうか?
西澤保彦、大好きな作家です。
怒涛の「匠」シリーズには本当に打たれました。
こんなミステリがあるのかと、衝撃をうけました。
で、本作も、、、
連続大量殺人事件。
その「最初」の殺人事件が、、、
思いもよらない展開に、
もう翻弄されっぱなし。
人間が密かに貯めこむ毒気み満ちた1,100頁。
しかし、その毒こそが、人が生きていく力なんだ。
黒い闇の力、、、
基本的には連続大量殺人犯を追求するストーリーなのですが、
それだけでとどまる作品ではありません。
非常に静かに、緩やかに、苦しい作品です。
人の苦しさを。
それを感じる心があれば、
世の中の悲しい事件は、少しでも減るのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りします。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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