天国って
「マルドゥック・スクランブル 3rd 排気」(66/144)
このタイミングで、
この作品に、
この冲方丁という作家に、
出会えた意味を、
明日、目が覚めたら、
再考しようと思います、本当に。
ヒロイン、バロットの覚醒する様に。
更に、敵のボイルドも眠りにつく様に。
打たれました。
本作品はSFであり、
アニメ化もされています。
そういう現象を捉えて、
ヲタク小説と言う人もいるかと思います。
その認識を否定はしません。
でも、
でも、
読んでみて、と言いたいかな。
カジノでの死闘の次に待つ、
本当の意味での、死に向かう闘い。
バロットの生きる意味。
ボイルドが死ぬ意義。
シェルの存在。
重いけど、
だからこそ深い読書。
桜が咲く前に、
是非、体験してみてくださいませ。
その先に、
天国への階段が見えるかもしれません。
でも、
登れないかもしれません。
でもでも、
見えただけで、幸せかのかもね。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/10/08
- メディア: 文庫
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