15年とは。短いのか?長いのか?
「女王国の城・上」(72/144)
「女王国の城・下」(73/144)
有栖川有栖。
江神シリーズ4作目。
前作「双頭の悪魔」とのインターバル15年、とのこと。
個人的には2007年に読んでいるので4年ぶり。
それでも長いかぁ?
って、15年も物語が続いているなんて。
いやね、物語は80年代末が舞台なので、
15年も進行していないんです。
そこが不思議というか、なんというか。
すいません、くだらないこと書いちゃって。
でも、この、本格的な、ミステリを、読んだ、あとでは、
ちょっと、どう、作品を、紹介して良いのか、
なんか、思い、つかなくて、
それくらい、
素晴らしいミステリです。
新興宗教団体という設定に、
依存すぎることなく、
ほどよく利用して、
これだけのミステリを書きあげる有栖川、最高。
ほどよい人間ドラマ。
ほどよい時代設定。
全てが絶妙なバランスで、
ミステリに凝縮される、この贅沢さ!
そして、
ミステリというジャンルに、
改めて、感動。
謎を解くという快感に感謝。
これじゃ、
この作品の良さが伝わっていないな。。。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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