誘拐という卑怯で美しい犯罪について

「造花の蜜・上」(75/144)
「造花の蜜・下」(76/144)
　
　
今まで、数多の誘拐モノを読んできましたが、
この誘拐モノの手口は、
あまりにも美しすぎます。
おー、この手があったのか・・・
　
本当に久しぶりに一気読みでした。
久しぶりに眠れなくなりました。
　
ネタバレになるので、
もう何も書きません。
とにかく、
こんな罠があったなんて、
こんな誘拐のトリックがあったなんて。
連城三紀彦、凄すぎるぞ。
　
ゴールデンウィーク、
時間に余裕があれば、
絶対に楽しい読書になること、約束します。
本当に楽しくドキドキする時間が、
ここにありますから。
　
でも、少しだけ、ネタバレ・・・
　
　
　

被害者を同時にだますトリックと、
被害者を加害者にするトリックと、
全員をだますトリックと、
こんな大掛かりなトリックをジェットストリームアタックのように仕掛けられたら、
読者は、
もう、ひとたまりもありません。
　
　
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

造花の蜜〈上〉 (ハルキ文庫)

造花の蜜〈下〉 (ハルキ文庫)

※はてな年間100冊読書クラブ
(20091021-20101020.150/122)
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