最後の恋
「きみはポラリス」(102/144)
初・三浦しをんです。
恋愛小説、あまり読みませんが、
読まず嫌いはイケマセン。
で、読んでみて、
改めて、恋愛という物語の強さ、実感。
好きとか、嫌いとかだけなのに、
それだけなのに、
やっぱり、それが一番盛り上がるんだね。
短編、11個の恋愛があります。
両想い、片思い、すれ違い。
初恋、恋人、不倫、婚約、新婚、既婚、離婚。
ホント、恋愛のシーンって豊富です。
男女、男男、女女、最低二人からはじまる物語。
※実はそうじゃないパターンもあるんですが、、、
さて、三浦しをんが切り取った恋愛は実に自然。
無理しなくても恋愛なんだぞ、と
高らかに歌い上げている感じ。
※実はそうじゃないパターンもあるんですが、、、
巻末に、各話の「お題」が書いてありまして、
敢えて順番を変えて記しますが、
ラブレター/共同作業/初恋/信仰/王道/年齢差/あのころの宝もの/三角関係/結婚して私は貧乏になった/禁忌/最後の恋
とあります。
僕のお気に入りは「最後の恋」を描いた作品です。
自分の「死」と相手の「死」を考える余裕が出来て、
はじめて本当の愛にたどり着けるもかもしれません。
そんな気持ちにさせてくれる、
心やさしきお話しでした。
きっと、ひとつはお気に入りの恋愛があると思います。
楽しい恋、悲しい恋、豊かな恋、枯れた恋。
とにかく、恋は良い。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 文庫
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