「青春」という名の覚醒剤
「武士道セブンティーン」(106/144)
ただ、
高校生の女の子が、
剣道をしているだけの物語です。
人もも死にません。
悪い人もいません。
未解決な事件もありません。
更に言えば、
色恋沙汰すらありません。
前作からの早苗と香織が登場しつつ、
新キャラ、黒岩、田原が参戦。
でも、やってることは剣道ばっかし・・・
なのに、
なぜに、
本作品は面白いのでしょうか?
頁をめくるモチベーションはどこになるのでしょうか?
読後の高揚感は何なのでしょうか?
僕の結論。
そこに、極めて純度の高い「青春」があるんです。
混じりけのない青春。
本当に危険な小説だと思います。
一歩間違えば、変える場所を失ってしまう程の青春。
リアルな社会に存在しえない青春。
これ、SF?青春フィクション??
ドーパミン、フル稼働。
うん、素晴らしい。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 文庫
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