趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

クリエイタの狂気

「犯罪小説家」(128/144) 
 
 
作家、脚本家、ルポライター。
皆の狂気が
この「大団円」をもたらす。
 
モノを作る人たちは、
やっぱり、普通じゃない。
普通じゃない人が作るからこそ
心躍り、胸ときめく作品が生まれるのだから。
 
それにしても、
最後の最後まで煮え切らない展開。
読者は焦らされる。
ギリギリまで。
そこから、ラストへの迷いの無い急展開。
まさにサスペンス!
 
集団自殺サークルを舞台にしているところが効いてます。
死にたい人たちが集まっている異常な環境が、
この作品の停滞感をミステリアスにしてます。
 
ネタバレになるので、
もう書きませんが、
このラストはちょっと必読。 
その前後に広がる世界を妄想する読書の醍醐味。
是非、お楽しみあれ。
 
   
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

犯罪小説家 (双葉文庫)

犯罪小説家 (双葉文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)