クリエイタの狂気
「犯罪小説家」(128/144)
作家、脚本家、ルポライター。
皆の狂気が
この「大団円」をもたらす。
モノを作る人たちは、
やっぱり、普通じゃない。
普通じゃない人が作るからこそ
心躍り、胸ときめく作品が生まれるのだから。
それにしても、
最後の最後まで煮え切らない展開。
読者は焦らされる。
ギリギリまで。
そこから、ラストへの迷いの無い急展開。
まさにサスペンス!
集団自殺サークルを舞台にしているところが効いてます。
死にたい人たちが集まっている異常な環境が、
この作品の停滞感をミステリアスにしてます。
ネタバレになるので、
もう書きませんが、
このラストはちょっと必読。
その前後に広がる世界を妄想する読書の醍醐味。
是非、お楽しみあれ。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 雫井脩介
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2011/05/11
- メディア: 文庫
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