動きだすために
「図書館危機」(136/144)
図書館シリーズ。
全部4作中の3作目。
遂に王子様の正体が!?
そして、
最終決戦に向けて全てが動き始める。
表現の自由、って難しい。
同じく、
表現の規制、も難しい。
何でも表現して良い世界、は絶対に間違っていると思う。
自由ではなく、無秩序だから。
そこに規制をかけることが出来るのは、
・いわゆるコモンセンス
・良心
これで片がつくような世の中が訪れることを、本当に願うが・・・
・世間体
・社会的ポジション
この辺から怪しくなってくる。
自分だけを信じるという姿勢も問題ありだが、
周囲依存は、周囲が間違っている場合、取り返しがつかない。
所謂「自主規制」もこの辺から生じてくる。
バランスを取ることがであろう・・・
・権力
・法
これらは「自由」の確保をするべきであり、
規制する側に立ってはならない、はずだが・・・
僕はマスコミを信じているが、疑うことを忘れないようにしている。
インターネットでの情報は基本疑うが、信ずべきものもあると考える。
ともに、自分の責任で疑い、自分の責任で信じる。
それは表現の自由が確保されている(と憲法に書いてある)から。
主人公・郁は自分の恋する人の正体を知る。
そして、様々なことを深く知り、
同時に理解を深める努力をはじめる。
これは恋愛に限ったことではないと思う。
知らないと始まらない。
何も動き始めない。
だから、
知ることを阻害するような世の中は、嫌だ。
動かない世界は、嫌いだ。
さあ、次はラスト4作目。
結末はいかに!
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
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