芝居、脚本、舞台、演出、女優、無限、、
「チョコレートコスモス」(140/144)
年間40本近くの舞台を見る僕にとって、
この作品は、
圧倒的な嘘であると同時に、
無限の夢であり、
読み終わったとき、
体の芯から震えてしまいました。
簡単に言えば、
舞台のオーディションの話。
様々な女優が、
とある作品のオーディションに挑みます。
新人、ベテラン、サラブレッド、素人、新進気鋭。
それぞれの描き方が巧い。
誰もが、実在の女優にあてて読むかと思うのだが、
人ぞれぞれのチョイスの余裕をあえて設定している感じが巧すぎる。
ま、当然、スポットライトは「素人」に当たるわけだが、
脇役の皆さんの力量もかなりのもの。
恩田陸、手を抜かないね。
本当に良い仕事、しているよね〜。
感動。
芝居って、それも生の舞台って、とうぜん映画とは違う芝居です。
どちらが難しいってことはなくて、
実はサッカーと水球くらいの差があったりして。
本作品は舞台の芝居の面白さを教えてくれます。
舞台を見たことがない人にアドバイス。
これ、読むと、絶対、行きたくなりますよ?
コメディでも、ミュージカルでも、時代劇でも一緒です。
舞台は無限です。
出演者と共犯者になるスリル、一度、味わってみてください。
それにしても、この作品で描かれているような舞台一に
出会ってみたいものよの〜
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 恩田陸
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