趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

意味がわからない恐怖

「指し手の顔・上」(148/144) 
「指し手の顔・下」(149/144)  
 
 
あの「脳男」の続き。
あれから一年後。
 
本作品、極上のエンタメ作品でありつつ、
さらに精神科医療という問題にもシリアスに言及している。
俗に言う「精神病」という病気と
それを患う患者さんと
治療に勤しむお医者さん、病人の問題。
 
正直、精神科についての知識はほとんどありません。
ウツ病とかも、良く理解していません。
なんとなくイメージで把握してるだけです。
 
そんな理解に中で
作品内で展開される奇妙な連続殺人事件。
その裏で進行する残虐な暴力、殺戮案件。
 
さらに世の中(自分も含めて)の「精神病」に関する誤解?
否、理解を拒否する心が、錯綜する。
 
いわゆるサイコホラー。
だがしかし、影の主人公・鈴木一郎の存在が、
この作品を、
ただのサイコとは異なった趣にしている。
 
う〜、どうやって説明したら良いんだろうか?
この微妙な感覚。
 
読んでもらうしかないか。
絶対、「脳男」から読んでください。
よろしくお願いします。
間違いないから!
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

指し手の顔(上) 脳男2 (講談社文庫)

指し手の顔(上) 脳男2 (講談社文庫)

指し手の顔(下) 脳男2 (講談社文庫)

指し手の顔(下) 脳男2 (講談社文庫)

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