上手い・・・
「少女」(62/144)
読み終わったら、
そのまま読み返しました。
はい、
読み返さずにはいられません。
驚愕のラスト!!ではないのですが、
え、え、ええ、ええええー…
って感じです。
今まで読んできた事象の断片を
再構築しないではいられないわけです。
あ、これがこうで、あれがそうで、なるほどね〜
と再確認したくなるミステリ。
上手い!
あの「告白」の湊かなえ。
とにかく上手い。
高校二年生の女子二人を中心に物語は進みます。
二人は「死」に引き寄せられていきます。
そんな彼女たちにの周りで起きた事件、
彼女たちが聞いていたウワサ、
そして、彼女たちが起こしていた行動。
それらが、
最後に思いもかけない姿で読者の前に披露されるのです。
本作品、読む人の立場と気持によって、
かなり景色が異なるのではないでしょうか。
僕の場合は、
今回は「神様」視点で読んでました。
登場人物に感情を入れるというよりは、
この時間の流れに身を任せるといった感じでしょうか。
ま、間違いなく、面白いです。
こんな小説を書ける人がいるんですね。
ひたすら感動です。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/02/16
- メディア: 文庫
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