趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

チャーリー、お前はいい奴だな、うん

「顔をなくした男・上」(80/144)  
  
 
ご存知「チャーリー・マフィン」シリーズ。
今回は分かりやすい展開ですよ!
本シリーズ史上、一番、なりふり構っていないかも!
 
前作「片腕をなくした男」直後の物語。
どうも、片腕→顔→(もうひとつ)と続く三部作みたいです。
中弛みを払拭するための、フリーマントルにしては珍しい急展開作品なのかもしれません。
 
ロシアのスパイ大作戦を叩きのめした(前作)チャーリー。
イギリスに帰ってきたら、
命を狙われているってことでの保護という名の軟禁状態。
ロシアに残してきた妻と娘は…
 
そんな時、ロシアからの亡命希望別件が浮上。
物語はMI5とMI6の共同作戦へと進展。
チャーリー妻娘救出作戦は亡命作戦とリンクして…
もちろん、チャーリー、作戦「無視」して、一人、妻と娘を「救い」にロシアへ。
 
まあ、お決まりの展開といえば、そうなんです。
文章からにじみ出る過剰なまでの緊張感は従来通り。
口から出てくる言葉を駆使した心理戦も激しく。
フリーマントル、楽しませてくれます。
 
さて、下巻。
今回の落とし所は、いかに!
急げ、スパイマスター!
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

顔をなくした男〈上〉 (新潮文庫)

顔をなくした男〈上〉 (新潮文庫)

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