オモシロすぎる。だからさぁ、死ぬなよ、悔しいよ、クライトン…
「パイレーツ‐掠奪海域‐」(83/144)
2008年11月4日、
マイクル・クライトンは逝きました。
66歳。
早すぎるぜ…
その遺稿が「NEXT」だったと思われていたのだが、
Macにほぼ完成の作品が残されていたのでした…
それが本作品。
なんてドラマチックな背景を持った作品なんでしょう。
さらに、
その作品が17世紀の「カリブの海賊」…じゃなくて「私掠人」の話とは!
テクノスリラーの第一人者として、
時代の先を書きすぎたクライトンのラストがこの作品とは!
大冒険小説です。
手に汗握ります。
でも、ただのアドベンチャーではありません。
クライトンならではの、
濃密な17世紀の情報が詰まっているのです。
荒唐無稽なキャラクターの大活躍を支える超絶リアル。
面白いにも程がある。
読者はフィクションと現実の間で振り回される。
まさにエンタテインメント。
主人公、船長、チャールズ・ハンターのかっこよさ!
それを支える仲間たちのプライド。
そこに忍び寄る裏切り。
その裏切りをどう乗り越えるのか!ハンター!!
ああ、もっと読みたかった。
クライトンを楽しみたかった。
ここには面白いが詰まっているのです。
読書の喜びを教えてくれた一人でした…
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: マイクルクライトン,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/03/05
- メディア: 文庫
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