趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

たまには、ただただ、痛快な小説も、楽しいぜぇ

「三匹のおっさん」(88/144)  
 
 
有川浩の作品には
愛があるよね
 
還暦を迎えた3人のおっさんが活躍する
本当の「痛快活劇」
いや〜、楽しく読める
読後感圧倒的爽快!
 
で、有川が巧いのが
その年代の男性のファッションに関するくだり
ここが良い! 
キヨ(60)が孫の祐希から服装に関するダメだしを受ける
その切り口が有川なんだよね〜
 
3人のおっさんの活躍
まあ、文字通りの「活劇」ですから、
3人に、基本的には都合が良い方向で
全ては大団円を迎えるわけですが
ま、ちょっとしたほろ苦さも含みつつね・・・
でも、この服装に関するポイントが実にリアルで
この作品をただのお気楽ストーリではない
ピリリとした雰囲気を醸し出す
 
自分のことを、まだまだ若いと思うならば
気持だけじゃダメ
ちゃんと外面のアピールをしなくてはいけない
そんな、内面と外面のシンクロという大きなテーマ
そこには
若者層と老人層のすれ違いとか
オトナとコドモの相互不寛容といった問題であったり
地域ぐるみコミュニティと個人主義の確執とか
様々な問題の根源があるような気がします
 
続編も面白いんだろうな
 
そにしても、有川、次のテーマは何だろうな〜
自衛隊三部作でしょ・・・
図書館で武力行使でしょ・・・
電車でしょ・・・
それにそれに、、、
 
ああ、楽しみだ
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

三匹のおっさん (文春文庫)

三匹のおっさん (文春文庫)

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