全てが大きな流れの中の出来事でしかない
「ブレイズメス1990」(101/144)
医療、というか医療行為、病院に関する「危険」なメッセージ
それをエンタテインメントで表現する海堂
ほれぼれする面白さ
一気読みでした、やっぱり
今回のメッセージは
ビジネス、いや、「金」と医療の問題です。
日本の医療に関する「皆保険制度」に対する警告
もう、公的補助じゃ、維持できないよ・・・
潰れる病院
維持できない医療サービス
それじゃ、医者になる人、いなくなるよ・・・
心だけ、「仁」だけで、
この現代日本の医療は回っていくのだろうか?
そんな、ある意味「素朴」な疑問なのです
もちろん、桜宮サーガの流れの中にある作品です
1988からのメンバーに加えて
お馴染みのメンバーも多々登場
その辺の楽しさも海堂ならではの仕掛けです
そして、今回の「主人公」天城もぶっ飛んでます
モナコで?
ルーレットで手術の可否を決める??
超絶ヘビーなテーマの中に
あり得ないストレンジな設定を混ぜるテクニックは面白い
そして、最後の西尾維新の解説もイカしてます!
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/15
- メディア: 文庫
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