趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

実は、もの凄い、ラブストーリー

「追撃の森」(117/144)
   
 
村上春樹の「呪縛」から
解き放ってくれる作品を・・・
 
と選んだのが、はい、ディーヴァーです!
さすがです

夜、山奥の湖近辺から不可解な緊急通報が
確認のために保安官補が向かう
そこには死体が・・・
そして殺し屋に襲撃される
そして森へ逃げる
そこには同じく殺し屋から逃げてきた女性が一人
 
無線無し、携帯電話無し、銃器無し
超山奥だから人気無し
逃げる女二人
追う殺し屋二人
文庫450ページが炸裂
流石、ディーヴァー。翻訳の土屋晃も素晴らしい
 
もちろん、ただ追って、追われているだけじゃありません
ディーヴァーの「ドンデン返し」が何重にも待ちうけています
足元をガサっと救われる快感、是非、味わってほしいです
興奮と緊張が入り混じるサスペンス
間違いなく一級品
 
そして、解説の大矢博子が言及している「別の結末」
それは禁断のラブストーリーだと僕は断定する
もし、この愛が成立するのであれば、、、
敵同士が恋に落ちるという王道でありながら
この二人の関係は
今まで、どこでも読んだことがないような
ピュアで危険な関係なのです
もしも、二人が、一緒に、逃げたならば、、、??
 
こんな妄想も出来るなんて
だから読書は止められません
 
    
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

追撃の森 (文春文庫)

追撃の森 (文春文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20101021-20111020.159/144)
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