趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

もはや、ミステリではなく

「カンナ 吉野の暗闘」(144/144) 
 
 
シリーズ第三弾
飛鳥にはじまり、島原へ飛び、吉野へ
近場に移動ですね
 
テーマは「役小角」です
最初、これが人名だと分からずに
なかなか、厳しかった
お恥ずかしいかぎりです。。。 
 
敢えて書いてしまえば
本シリーズで起こる殺人事件はどうでもよいです
殺人事件は、あくまでもキッカケ
刺身の「つま」のようなものです
 
メインディッシュは何か?
それは歴史の解釈です
ちょっとエキセントリックで刺激的な「解釈」なんで
殺人事件と溶き合わせることによって
マイルドになるんだけど
ふと、気づけば
かなり危険で、超反体制的な歴史観になっています
そう
弱者視線
敗者視線
裏視線…
  
メイン登場人物が全て「忍者」系ですから
当然なのかも
 
今回の謎のひとつ
吉野には、なぜ桜が、あんなにたくさんあるのか…
これを読むと
なんか、単純にお花見できなくなるかも
 
知的好奇心、大満足
さ、次作もサクサクっと楽しみましょうぞ
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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