趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

もの書きの一生とは?

「天使のゲーム・上」(160/144) 
「天使のゲーム・下」(161/144)  
 
 
本が好きな人
スペインが好きな人
物語が好きな人にはたまらない
 
あの「」のシリーズです
個人的には、あれから5年も経ってました
つい、最近、読んだ気がしてたのに
ちょっと驚き
時系列的には「風の影」の前段となります
 
今回は「作家」のダビッドが主人公
読み始めは
1920年代のスペイン、バルセロナを背景とし
幻想的な世界で展開される
ある作家の人生を描いた作品…とか思っていたら
そうは問屋がおろさない
 
ダビッドが移り住んだ「塔の館」のオーラに引きずり込まれていく
ダビッドが契約した出版社オーナーのオーラに惑わされていく
 
そして、次々と、人が、死んでいく
これは現実なのか?
それとも悪夢なのか?
物語は虚実をオーバーラップして進んでいく
 
そして、この結末
ものを書くことでしか生きていくことが出来ないダビッドにとって
これはハッピーエンドなのだろうか?
 
割り切れない気持ちが入り混じる
素敵な作品です
秋の夜、ピッタリでしょ 
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

天使のゲーム〈上〉 (集英社文庫)

天使のゲーム〈上〉 (集英社文庫)

天使のゲーム〈下〉 (集英社文庫)

天使のゲーム〈下〉 (集英社文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)