趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

全ての、この結末の先に

「本ボシ」(4/144) 
 
 
幼女をターゲットとした殺人事件
本当に嫌な
最悪で最低な事件…
そんな厳しい事件をテーマとして展開される
 
発表時は『図地反転』というタイトル
まさにその通り
何が基本なのか?
そして
その基本は正しいのか?
 
もし
その基本が誤っていたならば…
冤罪?
更に言えば、冤罪の「冤罪」もある
生きていく上で
もしかしたら明日、全てが反転するかもしれない
 
そして
この作品の結末は
読者によって反転する
この不安定な気持ち
収まらない感情こそが曽根の書きたかったことなのだろうか
 
白熱の事件サスペンス小説
手に汗握ります
且つ社会の時には非情なルールを喉元に突きつけられる作品
クールな気持ち、必要かと
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

本ボシ (講談社文庫)

本ボシ (講談社文庫)

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