趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

紙に筆記用具で文字を書く喜び

「往復書簡」(5/144) 
 
 
直筆、いまや魔法
 
その魔法を
こんなに上手に活字で表現してくれるなんて
 
確かに、この手法の小説は多々あります
でもそれは
この手法が圧倒的に優れているから
シェイクスピアが今でも演じられているのは
そのシェイクスピアの手法が普遍的だから
で、湊が仕掛けるのは
マイナスのジュブナイル
もう取り戻せない季節の物語
 
3つの手紙の物語
 
・同級生
・先生と生徒
・そして、恋人
 
共通しているのは
未成年の頃からの繋がりから発展している人間関係
そして、悲劇
哀しみの共有が何を生みだすのか 
 
・10年後
・20年後
・15年後
 
時の流れを操る魔法を仕掛ける
それは手紙
 
会話では成立しない世界
リアルタイムではなく
時差があるコミュニケーションだからこそ
理解しあえる何か
 
それは希望か
それとも絶望か
 
その紙一重の緊張感
堪能
 
で、再認識
文字、サイコー 
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

往復書簡 (幻冬舎文庫)

往復書簡 (幻冬舎文庫)

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