趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

気持ちが悪いという気持ち

「静かにしなさい、でないと」(16/144)  
 
 
Bとは「ブス」のこと
容姿が
日本の一般的常識から見て
整っていない女性のことを指します
 
B以外のテーマもありつつ短編6つ
Bの他に「気チガイ」というカテゴリーの女性の話もあります
どれも流行りの言葉で言えば「痛い」
それも鈍い痛み
骨折ではなく重度の打撲、って感じ
 
で、この作品を
残念ながら『本当にB』が読んだらどう思うのだろうか
自分を重ねるのか?
それとも自分とは一線を画すのか
それともそれとも、そもそもBの自覚はないのか?
 
所謂美人が読んだらどう思うのか
憐れむのか
蔑むのか
それとも無視するのか……
 
で、なぜ、この作品が面白いのか
理屈では説明できません
不愉快と感じる人も多いのでは
でも、心が触られた感じがします
気持ち良く触られた時に、人は涙するのかもしれません
熱く触られた時に、人は楽しいのかもしれません
では
気持ち悪く触られた時に……
 
さあ、読んでみませんか
この何とも言えない気持ち、なかなか体験出来ないと思いますよ
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

静かにしなさい、でないと (集英社文庫)

静かにしなさい、でないと (集英社文庫)

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