趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

少しだけ悲しく、さりげなく寂しい

「腕貫探偵」(23/144) 
 
 
西澤のミステリは
とっても愉快で軽快でスマートなんだけど
少しの悲しみ
さりげない寂しさ
が微妙にブレンドされていて
だから
好きなんだな〜
 
市中に突如出現する公務員(?)
本名は不明?
通称・腕貫探偵
小市民のちょっとした悩みを解決に導く
 
7つの事件 
殺人事件、母の悩み、後片づけで発覚した謎……
大きなものから、小さなものまで
腕貫探偵は
相談者の話を実直に聞いたのち
ポンと解決のキーワードをささやく
僕のお気に入りは『スクランブル・カンパニィ』かな
これは映像化してみたいでしょ
美女二人組の鮮やかな連係プレイ、目に浮かびます
 
ただ、これ、西澤じゃなければ
舞台設定やキャラ構成を要素として取りだして分析すると
変なキャラの名探偵が次々と事件を解決する
よくある「安楽椅子」モノだったはず
 
この読後の余韻、心に残る引っかき傷
まさに西澤マジック
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

腕貫探偵 (実業之日本社文庫)

腕貫探偵 (実業之日本社文庫)

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