駆け抜けない青春
「横道世之介」(33/144)
18歳で長崎から
大学(多分、法政?)に入学するために
上京してきた横道世之介
時はバブル後期、80年代後半あたりかな
ここは完全に自分とシンクロ
新居は東久留米市
西武新宿線沿線というナイスなチョイス
バイトはホテル(多分、赤プリ?)
サークルは、まさかのサンバ(踊るやつね)
一目ぼれはコールガール風(=バブルと寝た女、ってやつ)
でも、でも、
出来た彼女は「お嬢様」
彼のキラキラではないが
確実に輝いていた一年間の軌跡
それは、まがいもなき青春
着実な青春
青春に派手さは必要なし
あの「悪人」のカウンターなのかな〜
ごくごく普通の人が悪に落ちていくように
ごくごく平凡な人が幸せを全方向に発していく
アット的な『正』のパワーは
横道のありきたりな青春の中に満ち溢れている
こんな素敵な青春……
う〜、くやしい
もう一度やり直したいよ〜!!!
陳腐な表現ですが
本当に心が温まる作品です
今日は寒の入りですが
僕の心はポカポカしてます
読んで、良かった
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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