趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

僕は「勉強」は出来た……

「ぼくは勉強が出来ない」(39/144) 
  
 
友人から薦められて読んだ
感動、そして感謝
あの日、吉祥寺で舞台を見ていなかったら
その時、八重洲口で飲んでいなかったら
この作品との出会いは無かったのかと思うと
不思議な縁 
そもそも、山田詠美、もしかしたら初読?くらいな感じなんで……
いや〜、読まずキライは、ホント怖いね
 
一風「変わった」高校生の男子の話
90年代初めに書かれた作品だけど
古くない
たまたま高校生の通して表現されているだけで
人の本質をズバっと、そして「軽やかに」書いているので
時代性は超越している
主人公・秀美は
30歳でも、60歳でも
鎌倉時代でも、22世紀でも 
コアは一緒なんだろうな〜って思わせてくれる
それって凄くないっ!?
 
秀美はかっこいい、圧倒的に
これだけさりげないかっこ良さを読んだのは初めてかも
そのかっこ良さの根に在るのは
考える力、なのかな?
考えることをやめない力、なのかも
 
勉強が「本当に」出来ないと、そもそも考えない 
勉強が出来ると、出来た時点で思考が停止する
秀美は、勉強が出来ないけど、考え続ける
ま、世に言う「天才」ってことを
別の角度から描いただけなのかも
 
あ〜、もう、うまく、この作品の雰囲気を伝えられない!!!
とにかく、読んでみて〜
山田詠美って、いいね
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

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