基本的に夜露死苦
「風が吹けば」(71/144)
青春タイムトリップもの
これ完成度、高い
想像以上に高い
不良、暴走族、聖子ちゃんカット
それは1984年
2009年のフツーの17歳の男の子が
時代に流され、一気に「熱く」なる様がいい感じ
無様でいいじゃん
バリバリ最高じゃん
17歳といえば「地図」じゃん
所沢想定の設定も効いてます
そして
さりげないドンデン返しと
何気ない過去との現在のクロスロード
ちょっと、オジサンは涙が滲みました……
すぐに、一気に読める軽めな作品だけど
その底辺に流れる物語は
大きなうねりとなって心に迫って来ます
「能ある鷹は爪を隠す的」な作品です
エンタテイメントを享受しつつ
ちょっとセンチメンタルになりたい時に
是非、御一読を
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 加藤実秋
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/03/08
- メディア: 文庫
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