趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

設定の妙、堪能

藁の楯」(82/144)  
 
 
うまいね
小説の可能性は無限大だね
この設定、完璧
 
・人間の屑と呼ぶにふさわしい犯罪者
・でも、死刑にはならない……
・被害者親族が彼の命に10億円の懸賞をかける
・10億円を目指し国民総暗殺者化
・警察は法治国家の面子をかけて「人間の屑」を守ろうとする
・そして、最大の敵は「身内」であるという現実に直面する
 
人間の屑の命を守るために
何を犠牲にするのか
そして
その行為事態に価値はあるのか
  
人間の屑の警護役に選ばれた5人
彼らの行動指針は何なのか
その判断は
正か否か
人として、それで良いのか……
 
骨太な物語が
一気に進行する
 
面白い
いや、面白い
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

藁の楯 (講談社文庫)

藁の楯 (講談社文庫)

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