「本当」の歴史など存在しない
「マンチュリアン・リポート」(83/144)
張作霖暗殺
1928年
歴史の教科書では数行で終わってしまう事件
そこに切り込む浅田
蒼穹の昴シリーズ第4弾なんですね
どちらかというと、浅田、苦手な部類に入るので……
あまり読んでいないので
知りませんでした
太平洋戦争に突入していく
日本の姿を
今、こうやって晒すことが必要なんですね
そう、今でしょ
鉄道を語り部として登場させてことにより
張作霖の人柄が
ヴィヴィッドに浮かび上がってきます
彼が何を思っていたのか
彼は何を目指していたのか
本当のことは誰にも分かりませんが
そのことを想像することが
人間の営みにとって
非常に価値のある事なんですね
それにしても
戦争は明らかに愚かな行為です
でも、止められないことが
逃れられない人間の業なのでしょう
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 浅田次郎
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