親族の「死」と自分の「生」
「ツリーハウス」(99/144)
ある「情けない」一族の
波乱万丈……風な
大河(いや、小河ww)小説
祖父の死にアタフタ・アタフタでスタートした物語は
とある一族の
70年にわたる些細な
でも彼らにとっては「かけがえのない」歴史を綴っていく
どちらかといえばドロップアウト集団な人たち
ことごとく成功はしていないが
絶対的な不幸にはギリギリのところで落ちていかない
今の話と
祖父祖母の満州での話が
パラレルに展開していく構成は
根本的に緩い内容の話しを引き締めてくれる
そうなのだ
緩いのだ
つい最近読んだジェフェリー・アーチャーのような話が
現実にあるわけないのだ!(笑)
とはいっても
結構はげしい家族です
人が死んだり生きたりして
時は流れていくんだなと
先週、祖母の三回忌だったタイミングで
この作品に出会うシンクロニシティ
だから、読書は、やめられません
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 角田光代
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