デビューならではの
「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」(100/144)
今年100冊目は
今から約20年前の新本格ミステリでした
つい最近読んだ麻耶作品に触発され
作家の原点であるデビュー作品を読みました
いやー、詰め込んでる
デビュー作ならではの詰め込みです
この勢いはデビュー作でのみ許される特権ですね
怪しき館での連続殺人事件
颯爽と登場する名探偵
でも、一度は敗れ去る名探偵……
そこに、新しい名探偵の登場
そして、名探偵バトル勃発
更に、最初から「最後」と言い切る潔さ
でも、まだ物語は終わらない
辿り着いた結末のスケールの大きいこと、大きいこと
これだけ詰め込んでても
なぜかスッキリと消化できるのは
基本的な骨組みがぶれないからでしょう
文字力、強いです
一度、読者を欺くあざとさに
エクスタシーを感じてしまいました
いや、完敗です
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 麻耶雄嵩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/07/13
- メディア: 文庫
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