趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

殺されかける気持ち

「土の中の子供」(110/144)  
 
 
中村文則、連発です
芥川賞にふさわしい読み応え
充実した読書でした
 
子供時代に
土の中に生きたまま埋めらて
殺されそうになった経験のある青年が主人公
鋭い描写に
心を削られるんだけど
なぜか、痛くない
なんだろう……
主人公に同化してるわけではなく
完全な第三者目線で対峙できるほどの余裕もなく
 
でも、彼の気持ちが入ってくる
いや、本当は入ってるように、無理矢理思いこんでいるのかもしれない
そういう悲しく辛い過去を持った青年に
共感する自分を
確認したくて
 
これも短いです
読んでみましょう 
損は無いと思います
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

土の中の子供 (新潮文庫)

土の中の子供 (新潮文庫)

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