殺されかける気持ち
「土の中の子供」(110/144)
中村文則、連発です
芥川賞にふさわしい読み応え
充実した読書でした
子供時代に
土の中に生きたまま埋めらて
殺されそうになった経験のある青年が主人公
鋭い描写に
心を削られるんだけど
なぜか、痛くない
なんだろう……
主人公に同化してるわけではなく
完全な第三者目線で対峙できるほどの余裕もなく
でも、彼の気持ちが入ってくる
いや、本当は入ってるように、無理矢理思いこんでいるのかもしれない
そういう悲しく辛い過去を持った青年に
共感する自分を
確認したくて
これも短いです
読んでみましょう
損は無いと思います
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 中村文則
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: 文庫
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