趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

敢えて、コッチにしてみました

「ようこそ、わが家へ」(141/144)  
 
 
空前の半澤ブームの中
天の邪鬼の私は
敢えてこれを選ぶのです
どうも、銀行小説が苦手なもので……
といいつつ
本作品も銀行から出向して電子部品会社で働く男が主役です
 
金は天下の回りもの
裏を返せば
この世はお金で回っている
ということは
お金をまとめる会社=銀行を中心に世界は踊っているんですよね
資本主義と言う
いまや全く楽しくもなく、誰もが感動することを強いられている
過酷で悲しいダンスを
 
でも、本作品を救いは
タイトルが示す通り
彼には、帰ることが出来る家があるんです
 
ふとしたことで
ストーカーまがいの変質者に追われることになった倉田
次期同じくして、勤務先では「疑惑」の取引が発覚
しかし、世の中は厳しい
変質者の攻撃は激化で家族にも被害が
勤務先では逆に社長が敵にまわってしまうという失策
 
頑張れ、倉田!
弱い男が戦う姿は潔くて良いですね
自分の分を知る人間の底力
そこが池井戸作品の最大のカタルシスなんだろうな〜

  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ
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