敢えて、コッチにしてみました
「ようこそ、わが家へ」(141/144)
空前の半澤ブームの中
天の邪鬼の私は
敢えてこれを選ぶのです
どうも、銀行小説が苦手なもので……
といいつつ
本作品も銀行から出向して電子部品会社で働く男が主役です
金は天下の回りもの
裏を返せば
この世はお金で回っている
ということは
お金をまとめる会社=銀行を中心に世界は踊っているんですよね
資本主義と言う
いまや全く楽しくもなく、誰もが感動することを強いられている
過酷で悲しいダンスを
でも、本作品を救いは
タイトルが示す通り
彼には、帰ることが出来る家があるんです
ふとしたことで
ストーカーまがいの変質者に追われることになった倉田
次期同じくして、勤務先では「疑惑」の取引が発覚
しかし、世の中は厳しい
変質者の攻撃は激化で家族にも被害が
勤務先では逆に社長が敵にまわってしまうという失策
頑張れ、倉田!
弱い男が戦う姿は潔くて良いですね
自分の分を知る人間の底力
そこが池井戸作品の最大のカタルシスなんだろうな〜
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: 文庫
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