趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

天晴、湊クオリティ

「花の鎖」(146/144)  
  
 
巧い
とにかく巧い
 
以下、ネタバレです
ま、読んでみましょうよ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
3人の女性の物語
商店街で売られいる「きんつば」をキーに
最初は別々に展開していきます
 
花パートは
勤めていた英会話教室が倒産してしまった話しから
雪パートは
主婦の何気ない日常の話しから
月パートは
イラストを生業としている彼女のもとに昔の友人から……
 
さて、各パートの主人公の女性
その3人の関係が
この物語の肝
その謎を解き明かそうとして読み進めるんだけど
いつのまにか
謎解きを忘れて
素直に読んでいる自分がいたりして
途中で
時系列系のトリックであることには気がつくのだけど
べつにトリックを外して
時系列通りに構成した
大河系小説にしてみても十分に楽しめると思います
 
親子三代にわたる物語は
素敵なミステリアスで満ちていました
そう
親子とか家族とか親せきとか
実は
そもそもミステリなんだよね 
 
湊かなえの得意技
堪能してみては
 
    
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

花の鎖 (文春文庫)

花の鎖 (文春文庫)

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