有栖川のあふれる「愛」を感じます
「虹果て村の秘密」(149/144)
そう
ミステリというジャンルに関する
最大限の愛を……
推理小説家志望の少年と
警察官志望の少女が
夏休み、とある村で殺人事件に巻き込まれる
で、この作品の特筆は
この登場人物二名と同世代(小学校高学年あたり)の少年少女に
本格ミステリというジャンルの小説を知ってもらって
あわよくば、好きになってほしい
という有栖川有栖の狙い、というよりは「想い」が詰まっている
もちろん、オトナが読んでも大丈夫
しっかり本格しています
直球勝負の連続殺人もの
モチロン、村は台風で封鎖されてますよ〜
で、ミステリ入門書的な要素もあるので
上級者的には思わず「ニヤリ」な場面も多々あって
色んな意味で楽しめます
こんな素敵な作品に
少年のころに出会っていたら
きっと、僕もミステリ作家を目指したことでしょう
なんてね
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/08/09
- メディア: 文庫
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