書籍への愛
「背表紙は歌う」(151/144)
本が好きな人ならば
基本的に「文字」で構成される作品(笑)を愛する人ならば
お気に入りの書店がある人ならば
書店でならばいくらでも時間をつぶせる人ならば
電車の新刊の吊広告を見て興奮する人ならば
マンガ喫茶で自分の持っている文庫本を読んでしまう人ならば
読まなくてはいけない本が常にストックされている人ならば
とくかく、書籍が好きな人ならば
読んで
つまらないと思うことは
まず、無いでしょう
いや、絶対に面白いです
主人公は「非・大手」出版社の営業マン・ひつじ君(=井辻くん)
日々、都会の有力書店を回っています
その彼を取り巻く書店の皆さん
他出版社の営業の皆さん
編集部の皆さん
作家の皆さん
そしてそして、この業界最大の謎、取次の皆さん
が大活躍
出版業界の裏側を描きつつ
ちゃんと我々読者の視点から外れることなく
所謂ギョーカイ小説では無く
シンプルな「本」小説になっているところが
愛です
とてつもない愛です
感動です
短編5つ、どれも「愛」です
それにしても
いや、今まで、完全に見落としていました
大崎梢
反省です……
更に今回はシリーズ2作目から読み始めるという体たらく
猛省っ!
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 大崎梢
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