趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

とにかく、新しいのかと

雑司ヶ谷R.I.P.」(154/144)  
 
 
あれから雑司ヶ谷のイメージは……
圧倒的に
素晴らしくなりました
鬼子母神、行かなくちゃ
 
雑司ヶ谷の歴史が明らかになる
雑司ヶ谷のトリックが白日の下に
 
何か言いたいことがあるというよりは
何を知りたいのか
読者が選べばいいんじゃないのか的な「投げっぱなし感」が
本作品の新しいところなのだろうか
とにかく過剰なまでのバラエティ
でも、その中に
宗教の本質を「茶化して」暴いてやろうというシャレオツなテイストも
とにかく新しい
暴力とセックスを越えて描き出す世界は
この豪華絢爛さの中に隠されているのかも
 
教祖・泰の歩いてきた苛烈な道に
孫の太朗が泰を乗り越えていく壮絶な姿に
もしくは
二人を取りかこむ「悪魔」達の輝きに
どこに自分のコアを寄せていくのか
それは読者の自由です
 
この自由
それが読書の醍醐味です
いや〜、無条件に幸せ
 
  
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

雑司ヶ谷R.I.P. (新潮文庫)

雑司ヶ谷R.I.P. (新潮文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20111021-20121120.166/144) 
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