趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

日本人で良かった

「蜩ノ記」(17/144) 
  
 
この絶妙な気持ちは
日本人じゃなきゃ
わからないだろうな〜
 
逆もありますよね
キリスト教が深く係る作品のツボは
理解は出来ても
やっぱ、わからないし……
 
でも、良かった、日本に生まれて
そんな気持ちになる
悲しくも清々しい物語です
 
7年前の事件
その責任で
あと3年後に切腹しなければいけない男、秋谷
 
たしかに完全に責任はないわけではないが
何かしらの釈明はしても良いはず
でも、敢えてしない
 
その秋谷の姿を
愚直と嘲笑う人もいるだろう
でも……である
 
その他にも
非常に筋の通った素晴らしいキャラが登場する
武士、僧侶、農民、立場は関係ない
年齢も関係ない
筋の通った美しさで輝いている
しかし、葉室は容赦しない
良い人にも災いは襲い掛かる
世の中のルールに押しつぶされる
 
でも、良いのだ
生きる意味
生きていた意味、生きていく意味
その意味を
どのように受け止めるのか……
 
うん、さすが、直木賞
間違いなし
 
     
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

蜩ノ記 (祥伝社文庫)

蜩ノ記 (祥伝社文庫)

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