書いていない部分は読者のもの
「絶望系」(13/144)
新潮NEXです
なんと、電撃文庫から転籍(?)
そして、お恥ずかしいことに
作者、谷川が『涼宮ハルヒ』シリーズの著者ともしらず
読んでいました
ラノベ風の描写があるのは
ちょっと気になったけど
読み進めるうちに、そんなことは忘れてしまった
書いていないことが多すぎる
あまりにも欠けている
全体像が見えてこない
が、しかし、が、しかし
もしかしたら
書いていないことを読者に分からせるために
谷川は文章を書いているのではないか
そんな気にさせる作品
ある日、天使と悪魔と死神と幽霊が友人の家に出現する
主人公は変な少女と毎晩性交している
その少女の姉は凄い人らしい
これを支離滅裂と言うことも可能だと思う
でも、ちょっと違う
本作のテーマ「絶望」を真正面から受け止めると
合理的とか整合性とか
捨てるしかないのかもしれない
一応、連続殺人事件にかかわるミステリですが
ミステリだと思って読まないでください
ただ、絶望に向かって突き進む物語ですから
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