翼はいらない
「翼」(18/144)
初めに言っておきます
涙は出ないかと
でも、面白いです
白石ワールドに引き込まれます
そんな感動的なラブストーリじゃないと思う
もっと、ギリギリな感じ
登場人物の心の動きに無理があるとか言っている人もいますが
そもそも、無理のない心の動きをしていたら
物語は生まれないと思うし
出会った次の日に
何もかも捨て結婚を決意し
それが果たせないと分かると
すぐに元に戻る、という支離滅裂な行為
それが本気なのか、遊びなのか、ジョークなのか
はたまた壊れた人間の証なのか
そんなことは、どうでも良いのだ
きっと
何かする、その気持ちだけ
その瞬間の気持ちだけで良いじゃないか
そんなメッセージを感じたのですが
まあ、賛否両論、あるでしょう
僕は、好きですよ
一瞬でも良い
全てを捨てて手に入れたいモノに直面したい
本当に羨ましい
翼
僕には、無理だな
まず生えないでしょう
今の脚で十分
がんばって歩いていくとしましょう
※はてな年間100冊読書クラブ
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