趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ハワイといえば

「ホテル・ピーベリー」(24/144)  

 

 

この緩い雰囲気のミステリは

舞台がハワイ島だからこそ成立する

 

妹がハワイ島に住んでいる縁もあり

三回ほどハワイ島には行っている

主人公が空港に降り立ったシーンなどは

本当に、あの時の「気持ち」を再現してくれている

 

で、本当に良い場所

リゾート化されていない本当のリゾート

居るだけで、何もかも許される気分になってくる

観光地化されていないリアル観光地

全ては訪れた人次第という包容力のある不思議なビッグアイランド

 

だからこそ

 謎めくホテルに蝕まれてしまう

というフレーズが、刺さる

このホテルに泊まる人たちの気分や

このホテルのオーナーの心情などが痛いほどわかる

人の死も

なんとなく生活に溶け込む感じ

 

殺人事件が発生して

犯人を捜すという立派なミステリなのに

この島のオーラがそれを覆い隠している

 

冒頭に「緩いミステリ」と書いたが

けっしてミステリの骨組みが緩いということではない

実に巧みなミステリである

特に各登場人物の設定などは

実にソリッドだ

でも、ミステリとして読む必要はない

いや、ミステリと決めつけず、緩い気持ちで読み始めて欲しい

 

ああ、ハワイ島、来年は、行こ

  

  

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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