最低の気分をお試しあれ
「或るろくでなしの死」(26/144)
最悪の読後感
なんで、こんな文章を書く人がいるんだ
そして
なんで、こんな作品を読む人がいるんだ
答えは
そこに「生」があるから、かな?
あら、ちょっとカッコつけすぎかも
この残虐で陰惨な「死」の反対側には
輝ける希望に満ちた「生」があると信じたいから
様々な死に方が登場します
死そのものも酷いですが
その死にいたる過程や
その過程たどるきっかけも酷いです
残酷です
でも、当事者はその残酷さから逃げている
もしかしたら、逃げじゃなくて、そもそも感じていないのかもしれない
その恐怖
吐き気がします
でも、読んでしまう
最悪のバッドエンドを堪能してしまう
人間とは不思議なものです
文字をこねくり廻して楽しむことが出来る人のみに許される醍醐味です
これのヴィジュアル化は「禁止」だし
もし、されたとしても
この僕だけが文字の向こう側に感じる視覚的世界は
誰にも再現できないはずだし
世の中が最高に浮かれている日に
読んでみるのも
サイコーの贅沢だと思います
Merry?何に??
気分はサイアク、いかが
※はてな年間100冊読書クラブ
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