社会的盲目という巧みな設定
「特捜部Q Pからのメッセージ・上」(38/144)
「特捜部Q Pからのメッセージ・下」(39/144)
Qシリーズ、第三弾
今回のサブテーマは「宗教」です
信じるが故に
社会的に盲目になってしまった人たちを選んで
残虐な仕打ちを繰り返す犯人
なんて巧妙な設定なんでしょう
誘拐されても
決して警察に報告しない
現代が舞台のミステリで
誘拐されて警察に報告しない被害者設定は
常識的に考えて、さすがに不自然だけど
この信者たちならば……うん、ありうる
うまいな〜
そして、犯人も、実は「被害者」だったという流れ
うますぎる
そして
実に残酷で過酷な内容をつつみこむ
カールとアサドのユーモア
そのバランスがこのシリーズの醍醐味でしょ
事件が卑劣であればあるほど
このユーモアに救われる
実社会でも同じかな
ちょっとしたユーモア、ゆとりが
絶大な効果を発揮することって
あるよね
それにしても
アサドの正体は
まだまだ霧の中だね〜
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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