趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

社会的盲目という巧みな設定

特捜部Q Pからのメッセージ・上」(38/144) 
特捜部Q Pからのメッセージ・下」(39/144) 
 
 
Qシリーズ、第三弾
今回のサブテーマは「宗教」です
信じるが故に
社会的に盲目になってしまった人たちを選んで
残虐な仕打ちを繰り返す犯人
なんて巧妙な設定なんでしょう
誘拐されても
決して警察に報告しない
現代が舞台のミステリで
誘拐されて警察に報告しない被害者設定は
常識的に考えて、さすがに不自然だけど
この信者たちならば……うん、ありうる
うまいな〜
 
そして、犯人も、実は「被害者」だったという流れ
うますぎる
 
そして
実に残酷で過酷な内容をつつみこむ
カールとアサドのユーモア
そのバランスがこのシリーズの醍醐味でしょ
事件が卑劣であればあるほど
このユーモアに救われる
実社会でも同じかな
ちょっとしたユーモア、ゆとりが
絶大な効果を発揮することって
あるよね

 
それにしても
アサドの正体は
まだまだ霧の中だね〜
 
 
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144) 
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)