趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

政治を軽蔑するものは、軽蔑すべき政治しか持つことが出来ない。

「カウントダウン」(47/144) 
 
 
都民である僕が
このタイミングで本作品を読んだことは
偶然なのでしょうか……
 
 
 政治を軽蔑するものは、軽蔑すべき政治しか持つことが出来ない。
 
解説の佳多山大地が一番最初に載せている
トマス・マン『魔の山』からの一文である
この正しさを証明するかのごとく
本作品は北海道・夕張の財政破綻を題材に
政治、行政、選挙、そして市民を描いている
 
読んでいて
基本的にはエンタテインメントしているものの
心のどこかに忍びよる恐怖
 
 これ、今の、この国、じゃない、の、かな
 
とある市が財政破綻に追い込まれているという情報が舞い込む
皆、薄々は気が付いている
がしかし、知らないふりを決め込む
それを背景に暗躍する市長
ここで、一人の男が立ち上がるのだった
 
リアルをリアルと感じたくないという
逃げる気持ちを
どうしたら封じ込めることが出来るのだろうか
生きていく上での大テーマだろう
その対象が
自分という個人ではなく
国家、更に世界、そして宇宙へと拡げることが出来るかどうか
人は試されながら死んでいくのだろうか
 
で、選挙、行かないのは、愚なり
候補者を憂う暇があるなら
投票しろ
もしくは立候補しろ
それが嫌なら革命だね
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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