コナリーは容赦しないよ。あっさり死ぬよ。

「ナイン・ドラゴンズ　上」(81/144)　
「ナイン・ドラゴンズ　下」(82/144)　　
　
　
大作家は違うね
メインキャストを
容赦なく殺しちゃうから
絶体絶命の危機を何度も乗り越え……
なーんて、ちゃちな書き方はしないんだよ
えっ
あぁ
死ぬんだ
で、次に行かなくてはならないんだ
悲しむよりも
前に進まなきゃいけないんだ
リアルを書く力があるからこそ
ベストセラーを継続できるってことなんでしょう
　
それにしても
今回は残酷だわ
この世の中の最大の悲劇は「身内」にあるという心理を
ここまで過酷に書かれたひにゃぁ
　
　
ネタバレにならないように　
軽く書きます
　
主人公、ボッシュが担当した殺人事件
どうも中国系マフィア「三合会」か絡んでいるらしい
そんなにお構いなしに
真相に突き進むボシュのもとに
香港に離婚した妻と一緒に住む娘から
ある動画ファイルが送られてきた……
　
香港での怒涛のアクションシーンや
王道の警察小説部分は相変わらずのハイクオリティ
で、この結末だもんね
面白くないわけがない！
　
で、このボッシュシリーズも長いですから
　
『ナイトホークス』(1992※北米発表)
『ブラック・アイス』(1993)
『ブラック・ハート』(1994)
『ラスト・コヨーテ』(1995)
『トランク・ミュージック』(1997)
『エンジェルズ・フライト』(1999)
『夜より暗き闇』 (2001)
『シティ・オブ・ボーンズ』(2002)
『暗く聖なる夜』(2003)
『天使と罪の街』(2004)
『終決者たち』(2005)
『エコー・パーク』(2006)
『死角』(2007)
　
最初から読むのがベストですが
本作に限っては
ココから読んでも許す！
だから、読んでね
　
　
　
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

　　
※はてな年間100冊読書クラブ
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