趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

突き進むストーリー、駆け抜けるキャラクター

「裁きの鐘は・上」(86/144)  
「裁きの鐘は・下」(87/144) 
 
 
クリフトン年代記も1950年代に突入
戦前戦中、そして戦後を描く第三部
クリフトンも息子の代に主役の座を譲るのか?
 
無事、結婚にたどり着いたハリーとエマ
次から次へと迫りくる事件
それを見事に(?)乗り越えていくクリフトン家とバリントン家です
 
絵にかいたような悪役が次々と登場してくる安心感
一歩間違えば陳腐な展開
だけど、なぜかアーチャーはそうならない
 
想像以上にしぶとい悪役たち
そこがポイントなのかも
潰されても潰されても立ち上がる彼、彼女たち
いや、それ無理だろというレベルまで
アーチャーはブッこんでくる
その濃さが
読者を解放してくるのかも
 
それにしても
ラストはズルイよ……
ここまで書けるのもアーチャーだからなんですよね〜
 
翻訳モノビギナーはアーチャーから始めると良いのかもね
と改めて思いました
カタカナ名前に翻弄され
誰だだれだか分からなくなっても着いていけるだけのパワーありますから
怖がらずに、ど〜ぞ
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから


  
はてな年間100冊読書クラブ
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144) 
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)