趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

大ネタ、きたね〜

「花競べ 向嶋なずな屋繁盛記」(93/144) 
 
 
江戸モノ
向島の「花師」夫婦の物語
 
ラストにもの凄い大ネタが待っているのですが
それはあくまでもオマケであって
本筋は
実に生き生きとしている王道の時代小説
花師・なずな屋に降りかかる様々な事件
性格の善いお方や
根っからの悪人たち
こすっからいダメ人間まで次々と登場
様々な人々が江戸の町をかけめぐります
歴史上の有名人もいたりして
面白いです
  
中でも「女装」キャラは秀逸
今まで読んだ江戸モノの中でも圧倒的に変です
でも、風景に馴染んでいく
こんな「ウソ」がまかり通るのが
時代小説の醍醐味の一つなのかもしれません 
 
そして、吉原のエピソードは
やっぱ、一番、派手で粋で哀しくて……
 
 
時代物が苦手な人でも問題なく楽しめます
さすが直木賞作家です
素晴らしい
 
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから


   
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