趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

現代日本人のDNA

「天魔ゆく空・上」(99/144)
「天魔ゆく空・下」(100/144) 
 
 
めったに読まない歴史モノですが
真保作品ならば
ねえ
 

知らない世界が、また一つ、開きました
時は文明四年
わかりやすく言えば1474年からスタート
そして永正四年、1507年でひとまず幕を閉じます
 
主人公は細川政元 
歴史に疎い僕は知りませんでした
お恥ずかしい限り……
応仁の乱が表面上では終結した後の日本を引っ張っていた男
  
時代が生んだトリックスターだったんですね
いや、時代を作った男ですかね
戦国時代の、というよりも今の時代の
実力がある人が上に立つという当たり前のシステムを作ろうとした
 
その中で、出てくる「男の嫉妬」というキーワード
金、権力、そこから生み出される嫉妬
嫉妬を紛らわすために、酒、女に走る男
プライドはない、嫉妬なのだ
カタカナではなく漢字
 
そこに、DNAを感じます
目が覚めた気がする作品でした
 
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから


   
はてな年間100冊読書クラブ
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