趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

読みたいものが全てあった

「機龍警察 自爆条項 上」(124/144)  
「機龍警察 自爆条項 下」(125/144)  
  
 
自分の読みたい作品の要素が
全てそろった作品です
感動的です
  
スパイ
アイルランド
警察内の権力争い
各省庁間のパワーゲーム
暗殺
傭兵
公安
中国共産党
東京
謀略
アクション
バトル
知能
戦略
テロリスト
無差別爆破テロ
アルカイダ
 
これだけ超てんこ盛りの内容
一作品にぶち込んだら
収拾がつかない、薄っぺらい作品になること必至
過激でショッキングな要素が
物語に勝ってしまい
出来損ないハリウッド映画原作みたいになってしまうこと
多々あります
 
が、しかし
本作品は
最初の設定で
3機のとてつもなく優秀なロボットのような兵器の存在というフィクションをぶちかましてくれているので
全てが収まるべき所に収まる
設定の派手さに隠れた
人と人の手に汗握る最高のバトルを
言葉と知恵の戦いを
見事に描き出している
 
最高でした
小説にジャンルはなく
恋愛でも、ミステリでも、SFでも、時代ものでも、アクションでも
人と人のぶつかる様が
いかにソリッドに書かれているか
そこだけでしょ
 
いや、最高でした
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから



     
はてな年間100冊読書クラブ
(20121021-20131020.161/144)
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(20101021-20111020.159/144)
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