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趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

濃密だけど鮮やかに展開していく

「心に雹の降りしきる」(33/144)   

 

 

実に濃い警察小説

七年前の誘拐から幕を開いたとおもったら

次々に「死体」が出てくる

各関係者が巻き込まれている事件は何なのか?

メインの筋がなかなか出てこない

 

そんな中

知事が逮捕される

また何がこの事件の核心なのか見えなくなる

 

でも、主人公の「ダメ」刑事・都築は

ひたすら事件を追う

そして、ある人物の「死」を見せつけられ

絶望の底に突き落とされてからの

悲しくて、でも強い復活が始まるのであった

 

それにしても

この絶望は深すぎる

ここまで書くなんて、ちょっと驚くほど

人の心を切り刻む「死」だ

多くのミステリ作品を読んできているが

これには、衝撃を受けました

 

誘拐、収賄、痴情のもつれ

悪徳警官にDV被害の家族

連続殺人

憎しみと希望

あまりも要素が多くて

普通ならばワチャワチャした犯罪小説になりそうなところだが

香納が作り出すキャラクターが

そんな事を感じさせない緊張感を張り巡らす

予想外の展開の連続に

振り回されつつも

軸がしっかりしているので

安心して読むことが出来る

そして思いもしない犯人の姿がそこに……

 

実に秀逸

完成度の高い作品

 

   

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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