重いのばかり……
「地の底のヤマ 上」(49/144)
上下巻で1,400頁
ブックカバーからあふれ出る本体
重い
まさに重い
福岡、大牟田、三池炭鉱
60年近くに渡るストーリー
主人公は警察官
父も警察官
地域で圧倒的な「人気」を誇った今は亡き父
或る意味伝説の警察官の息子として
過去の傷や
今、ここにあるしがらみと戦いながら
前半戦で
彼は組織人としては「間違った」選択をするのだった
警察官小説としても素晴らしいが
多分、後半、明らかになっていくであろう
人間の闇の部分が
さりげなくインサートされていて
いやが上にも期待が高まる
更にイキイキとした言葉
大牟田の言葉でくみ上げらられていく
当時の景色、空気、雰囲気、音、人、建物、文化、風俗
これが凄い
もの凄い
炭鉱の町が本当に目の前に現れる
さて、主人公は
このあと、どこまでリアルに打ちのめされるのか?
それとも、現実に救われるのか?
あと、700頁
重いけど、楽しすぎる
だから読書は止められない
※はてな年間100冊読書クラブ
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)